夏から秋にかけてのこれからの季節、急な雨に見舞われることも少なくありません。
また、近年ではゲリラ豪雨のように予測が難しい雨も増えてきています。
ツーリング中に急な雨に見舞われた、雷が鳴りだしたという場合、どのような行動を取れば良いのでしょうか。
●バイクを停めて屋内に避難する
ゲリラ雷雨は雨の勢いがすごいですから、視界が悪くなります。道路も滑りやすく、たいへん危険です。
もっとも注意しなければならないのは、落雷の被害です。屋外にいると、落雷によって感電死するリスクはもちろん、付近にある木や構造物に雷が落ちて間接的に被害を受けるケースも考えられます。
付近に避難できる施設やお店などがある場合は、急いで目的地を目指すのではなく、早めに安全な屋内に避難することを心がけましょう。
●高速道路上では停車しない
高速道路を走っている場合、急激な雨と雷雨だからと言って高速道路上で停車をするのは危険です。
視界が悪いのはほかのドライバーでも同じなので、こちらに気がつかず、衝突事故を起こしかねません。
そもそも高速道路上で停車をする行為は、事故や故障、渋滞などのやむを得ない理由を除いて道路交通法で禁止されています。もし違反した場合は5万円以下の罰金に処されるため、むやみに高速道路上で停車することは避けましょう。
ライトを付け、スピードを落とし走行し、いちばん近くにあるサービスエリア・パーキングエリアに入り、雨が止むのを待ちましょう。
●そもそも雨雲が分かったら近付かない
目的地へ走行中、行く方向の雲行きが怪しい・・・と感じたら、いったん休憩し近づかないのがベスト。
最近は天気予報もかなり精度があがりましたが、雨マークはないけど?と思っても、過信せず、様子を見ましょう。
ツーリングの計画やスケジュールを優先するあまり、ゲリラ豪雨に見舞われて事故を起こすことがないよう臨機応変な対応が求められます。