バイクを所持する人にとって、常に隣り合わせと言っても過言ではない「騒音」についての苦情。
実際に「バイクがうるさい」という苦情を受けたことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。
バイクに乗っている自分にとっては何も気にならない音でもご近所からすればただの騒音、ということは
残念ですがよく聞く話です。
「うるさいっていうけど、別に違反とかしてるわけじゃないでしょ」
という考えの方、実はそれ、おおきな間違いなのです。
新車より大きなマフラーをつけた場合、
道路運送車両法の不正改造等の禁止にあたり、違反すれば6ヶ月の懲役、または30万円の罰金となる場合があります。
また、改造していなくても騒音が既定値を超えると設備不良になるため、違反点や反則金が科されます。
騒音規制値
では「騒音の規定値」とはなんでしょうか?
騒音には既定値が定められており、近接騒音測定という方法で測定を行います。測定器を設置して測定を行い、基準を超えた場合は法律違反になるのです。
- 排気量50cc以下:84dB
- 排気量125cc以下:85dB
- 排気量126cc以上:89dB
ただし、近接排気騒音値がこの規制値を超えて型式指定を受けるモデルも存在します。その場合は排気量50cc以下79dB、排気量125cc以下85dB、排気量126cc以上89dBを超えるケースのみ、届出値から+5dBを許容範囲とされます。
ご近所とトラブルになるのを避けるために、大きな道路に出るまではバイクをひいて進む、マフラーは純正のものを装着する
など、心がけておきましょう。
また、最近になって音がうるさくなったな、と感じる場合は、なにか異常があるかもしれません。
大きな故障や事故に繋がるかもしれないので、早めに整備に入れてチェックしてみましょう。